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【2019年版】アクセンチュアは本当に激務なのか?

こんにちは、株式会社アサイン取締役、奥井亮です。
今回はアクセンチュア(Accenture)に関する質問でも年収についで多い、「働き方」、とりわけ激務なのか(ブラックなのか)、という点を詳しくご説明します。

もしかしたらBizreach(ビズリーチ)などの転職サイトで、アクセンチュアからダイレクトスカウトをもらい、「アクセンチュア 激務」などとググって、この記事にたどり着いた、という方もいらっしゃるかもしれません。

実はここ数年、アクセンチュアはダイレクトスカウトを中心に採用にとても力を入れています。その背景には、事業が順調に伸びているという理由に加えて、2015年から始まり2017年に本格化した「働き方改革(=残業規制)」があります。

それでは詳しく見ていきたいと思います。

アクセンチュアは本当に激務なのか?

そもそもコンサルティングファームは激務

"激務"という言葉について、"労働時間ないし残業時間が他の企業に比べて長い"という意味で用いたいと思います。
まず、アクセンチュアが激務かどうかを考える前に、コンサルティング業界自体が激務になりがちということに念頭におく必要があります。
理由はいくつかあります。

アウトプットを評価する文化であること
まず、コンサル業界では沢山働くから偉いとか、頑張っているから偉い、というような評価がされる文化ではありません。価値のあるアウトプットが評価され、求められる環境です。
つまり、短時間でアウトプットを出せば勤務時間は短くなりますし、アウトプットがでなければ、でるまで長時間働いて然るべし、という文化になりがちです。

スコープが曖昧なプロジェクトもあること
コンサルタントはプロジェクトベースで働きます。成果物もしくはプロジェクトスコープをクライアントとしっかり握ってから案件化されるのが理想ですが、そうでないプロジェクトも多く存在します。そうなると、どんどんスコープが拡大していき、チームのキャパがオーバーするということもあります。

プロジェクト期間が存在すること
システム案件にしろ戦略案件にしろ、プロジェクト期間つまり締め切りが定められています。終わりに近づけば近づくほど厳しい戦いになっていくことは想像できるかと思います。ちなみに、戦略案件はむしろWeek0(ウィークゼロ)と呼ばれる、プロジェクトが始まる前の期間が一番忙しいことも珍しくありません。

アクセンチュアも激務だった

このようにコンサル業界は激務になりがちですが、アクセンチュアもかつてはブラック企業の代表格としての印象が強くありました。
さて、見出しに「だった」と書いていますが、世の中の「ブラック企業」への風当たりが強くなるにつれ、アクセンチュアでも2015年から「働き方改革」が進み、現在ではだいぶ労働環境は良くなりました。

アクセンチュアの働き方改革の結果

働き方改革により残業時間は月45時間に

「月の残業を45時間以内に収めよう」という趣旨の働き方改革が2017年から本格的に始まりました。
何名かにヒアリングしたところ、現在は、20:30までには退勤するコンサルタントが多いようです。
ただし、多忙な案件にアサインされた場合は日をまたぐこともあり、若手のうちは(多くはありませんが)休日出勤も可能性としてはあります。
加えて、いわゆるサービス残業はゼロではない、といったことも聞きます。

残業代ありきではなくなった

かつてのアクセンチュアでは、残業時間が100時間を超えることも珍しくなかったと聞きます。そうなると、給料の30%程度は残業代であったと推測されます。
当たり前ですが、残業時間を規制するということは残業代が減るということですので、残業代ありきで生計を立てることは難しくなりました。

とはいえ、一般的な事業会社と比べると労働時間に対して高い給与水準であることには変わりありません。

なお、給与について詳しく知りたい方は以下の記事も参考になさってください。

blog.ryo-okui-assign.com



ここまで、アクセンチュアは本当に激務なのか、というテーマでお話をしてきました。
少しでも、皆様のキャリアを考えるための役に立てていたら幸いです。

さて最後に、激務というテーマからは少し外れますが、記事をお読みいただいた方の中にはアクセンチュアへの転職を考えていらっしゃる方が多くいるかと思いますので、どんな人がアクセンチュアに転職するべきかをお伝えします。
一部は他の記事と内容が重複しますがご了承ください。

アクセンチュアに就職・転職するためには

アクセンチュアへの転職は、どんなマッチするか?

まず、コンサルティングファームの中でも、ITソリューションのレベルが高いため、ITの知見を学ぶという点では魅力的なファームであると考えています。

しかし、以下の点は確認した上で意思決定をしていく方がミスマッチが起こりにくいと思います。

体育会でガツガツやってきた方や大きな組織で働いた経験がある方
コンサルティングファーム全般に言えることではありますが、アクセンチュアの場合は、9,000人規模の大きなファームであるため、上下関係がはっきりとしています。例えば、プロジェクトの参画についていえば、パートナーの裁量が非常に大きく、アサインメント面談により案件を決めるというよりは、適性や経験から参画するプロジェクトが決まることが多いです。

ソリューションが優れているファームが良いと考えている方
アクセンチュアは、コンサル領域(戦略・業務・IT)から開発案件まで一気通貫で提供していることが強みの一つです。扱っているパッケージの種類も豊富ですし、スクラッチ開発をする案件も多く、全体的にソリューションが強いファームです。
その分、ソリューションエンジニアとして入社した場合には、SIerと近い業務も多くなりますので、コンサルワークばかりできるという認識で入社するとギャップを感じるかもしれません。



「アクセンチュアは本当に激務なのか?」について書いてきましたが、
結論としては、まず、依然と比べて労働時間は大幅に改善されたといってよいと思います。ただし、プロジェクトによっては、また時期によってはどうしても忙しくなることはありますので、その点は念頭においてください。
もし、もう少し詳しく知りたい、相談したい、という方はお気軽にお問い合わせください。
この機会がキャリア形成の一助となれば幸いです。

2019年11月22日修正

blog.ryo-okui-assign.com