こちらの記事は、私が支援をさせていただいた方が、転職後どのように働いていらっしゃるかを、実際のプロジェクトの一日を例にまとめたものです。
コンサルティングファームでの実際の1日を少しでも想像いただけたら幸いです。
また以下の記事も併せてお読みいただければ、よりコンサルティングファームやコンサルタントの全体像についてご理解いただけるかもしれません。
blog.ryo-okui-assign.com
blog.ryo-okui-assign.com
メガバンクにおける融資業務BPR マネージャー(30代後半)
経歴
大学院を卒業後、大手SIerを経て現職(総合系コンサルティングファーム)。
前職のSIerでは、金融系のクライアントを中心に、システムエンジニアとしてアプリケーション開発に従事することからキャリアがスタート。その後、プロジェクトマネージャーとして、幅広い案件で、業務要件定義から海外パッケージベンダーの選定、実装、チューニング等を行う。また、在宅勤務やモバイルワークの導入、パブリッククラウドの活用方針など、IT戦略の策定から実装に向けたプロジェクトも担当。
転職後は金融系×ITの知見を活かし、戦略・業務案件を推進。
プロジェクト背景
経費率の高止まりをうけ、社内全体で業務効率化余地を調査。
結果、融資に関する業務について、業務効率化の余地ありと判断され プロジェクトの開始に至った。
プロジェクト内容
- 全社員から各業務への投入時間をヒアリング
- 大きなウェイトを占める業務を抽出
- 対象業務について人、オペレーション、システムなどの観点でさらに深堀、課題を抽出、
- 改善業務案の策定
- 改善業務案の合意
- 効果測定
- 業務改変/システム実装
通常期
実際の1日の過ごし方
今日のミーティング予定とアジェンダと資料、ミーティングの結果(仮説)とネクストアクション(仮説)を合わせる。場合によっては事前に議事録(仮説)も準備。
各メンバーの今日のタスクとタスクのゴールイメージもすり合わせ。
議事録も事前に作成済みのため、会議終了と同時にクライアントへ展開。
多少の手直しは指摘するも、ストーリーやポイントは伝わるので、クライアントに送付しておくよう指示。
このメモ帳と向き合うのが最も幸せを感じる時。自分の想像力と知識をフル稼働させ、ストーリーテラーになる。
22時頃に帰路につく。
繁忙期
19:00までは繁忙期も通常期と同じ。
事前にステークホルダーの全ライン部長へ報告が必要だが、それぞれの部長ごとに興味や立場が違うため、それぞれでストーリー展開、ネクストアクションを予想。
メモ帳ベースで各シナリオのストーリー、キーメッセージを作る。すぐにパワポ化できるよう、言葉をシャープに。
28時頃、就寝。
ひと月に一度の頻度で1週間くらいこの状態が続く。
今回ご紹介させて頂いた方は、テクノロジー領域の経験も活かしながら、ビジネスサイドに知見を広げるといったキャリアの選択肢をとるために転職というご決断をされました。
また、今後は業界を問わずさらに幅広い分野で活躍されたいと考えられておりました。
謙虚さや成長意欲の高さという良さを持ちながら日々のプロジェクトに取り組み、お会いする度に視座が高くなっており、大変嬉しく思います。
そのような方々に伴走出来るよう、私自身も高めていき、志を持った方々の支援をしていきたいと考えております。
今後もエージェントとして一人でも多くの方とお会いできることを楽しみにしております。